エイミーの話 ②

エイミーの話①からの続きになります。

 

エイミーからの強い束縛を負担に思い始めた次女。

二人の関係もだんだん険悪なものになっていったようです。

 

思い悩んだ挙句、次女はエイミーに、友達をやめることを伝えました。

彼女の束縛が負担になってきてることを簡単に説明し、さようならを伝えたそうです。

もう少しつっこんで丁寧に説明すればエイミーにもわかってもらえたのかもしれませんが、表面的なことしか説明しなかったため、エイミーは次女に捨てられたとかなりショックを受け、そのショックは怒りに変わりました。

 

それ以来、学校でもすれ違えばにらまれ、SNSではイニシャルを使ってはいるものの、次女のイニシャルを出して彼女を攻撃しています。次女に関する動画を300本近くアップしているとのこと。次女が動画に出ているわけではなく、次女に対する憎しみの感情を彼女が動画内で吐き出しているようです。見る人がみれば、だれのことを言っているのかはすぐわかると思います。

 

その話を聞いて、エイミーの心の闇を間近に見た気がしました。

 

中学生の女子にとって、だれかと仲良しになったり、絶交して別のグループに入ったり。

そんなことはとてもよくあること。私自身も中学生の時は色々ありました。でも、みんななんとかうまくやりすごしているのだと思います。

 

ところがエイミーは次女と絶交して以来余計に心が不安定になっていったようです。

実際にSNSに、食べ物がよく食べられないこと、夜寝ることができないことを綴っていたようです。

 

そんな情報が耳に入ってくる中、次女は罪悪感を膨らませていました。

 

「私がエイミーを捨てたから、彼女はもっと苦しんでいる。」

 

次回に続きます。