エイミーの話②からの続きになります。
「私がエイミーを捨てたから、彼女はもっと苦しんでいる。」
そうやって次女は自分を責め始めました。
そしてある日、学校に救急車が来る事態が発生したのです。
次女はエイミーとは違うクラスで授業を受けていたので直接目撃はしていませんが、
これは別の友達から聞いた話です。
数学の授業中にテストを受けていたエイミーは突然痙攣を起こし、そのまま床にひっくりかえって倒れてしまったそうです。
彼女は痙攣がおさまらなかったのでそのまま救急車に乗せられて病院に搬送されました。
けっこうな騒ぎになったようで、人だかりができていたそうです。次女も何事かと彼女の教室に向かい、搬送されたのがエイミーだと知ったのです。それを教えてくれた友達はこのように続けたそうです。
" By the way, she hates you."
「話変わるけど、エイミーは〇〇(次女の名前)が大っ嫌いだって。」
エイミーが痙攣で救急搬送されたこと、エイミーが次女のことを大嫌いだと言っていたといわれたこと。この二つが次女には相当こたえたようです。
その日、お昼過ぎに次女から具合が悪いので早退したいから迎えに来てくれと連絡がありました。
声の調子から、学校で何かあったな、というのはすぐわかりました。
迎えに行くと次女は泣いていました。
次に続きます。